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日本百名山 剣山&秘境 奥祖谷の二重かずら橋

日本百名山にも選ばれている徳島県の剣山に8/10(火)登り、翌日の11日は観光を満喫しました。

8月のお盆前後、山中ではキレンゲショウマという黄色い花が咲きます。アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草で小説家 宮尾登美子の小説「天涯の花」に登場する花です。また山頂付近は四国の山特有の笹の大地が広がっており、景色も雄大で三嶺へと続く縦走路が美しいです。山の中腹までゴンドラが運行しており、比較的簡単に山頂に立つことが出来るのもこの山の魅力かもしれません!春・夏・秋と季節を変えて登るとそれぞれに違った姿を見せてくれることでしょう。

見ノ越駐車場を出発、ゴンドラとは反対側に50m程進むと剣神社の階段があり、剣山登山口となっています。
剣神社で安全登山祈願をしてから出発しました。
剣山は家族連れ、観光客が多く訪れる事もあり分岐には案内標識が設置されています。
分岐にある刀掛けの松、これより行場方面に進むとキレンゲショウマの群生地となります。
イヨフウロが咲いていました。
ナンゴククガイソウ(紫の花)
キレンゲショウマ、まだ蕾も多く付いていました。
キレンゲショウマの花は沢沿いのやや湿った場所を好んで咲きます。
鹿の食害から守るため群生地付近はネットで囲ってあります。また斜面の足場の悪い場所なので注意しましょう!
頂上付近には宿泊施設、売店、剣山本宮などが点在しています。
剣山山頂(1955m)に到着。残念ながら遠くの山は雲に覆われ見る事が出来ませんでした!
剣山の三角点はしめ縄で囲ってありました。また、山頂周辺は植生保護の為、木道が敷いてありますので木道から逸れないよう注意しましょう!
剣山山頂から南西側に次郎岌のピークが見えています。笹の縦走路が良い感じです!
下山は往路と違うルートで下山しました。画像は大剣神社とご神体の岩
こちらは剣山登山の翌日になりますが奥祖谷(おくいや)の二重かずら橋の観光をした際の画像になります。見ノ越から車で20分程下った地点にあります。
二重かずら橋、案内板
入口に料金所とトイレがあり、階段を下っていきます。
3分程下った所に男橋(おばし)と女橋(めばし)の分岐があります。手前が男橋になります。
吊り橋のワイヤーにかずらを絡ませてあり、雰囲気がありgoodです!少し揺れますよ~
眼下には祖谷川の景観が見えて高度感も抜群です。春は新緑、秋は紅葉が綺麗です!
中間地点から対岸方向を見ています。
こちらは女橋(めばし)と取りつきとなります。
女橋のほうは男橋より小型になり、高度感もあまりありません。
女橋の隣には野猿(やえん)と呼ばれる籠のような乗り物があります。(籠に乗り自分で紐を手繰り渡る乗り物)今回はコロナウィルスの影響か、使用禁止となっていました。
奥祖谷の二重かずら橋から下流に向けて車で下っていくと名頃という地区があり、カカシの村として有名なところです。ほほえましいカカシ達が迎えてくれます。なお、このほかにも大歩危、小歩危などの観光地も近くにありますので時間があれば剣山登山と合わせて巡るといいかもしれませんね!

剱岳&立山三山縦走③

前回の剱岳登山に引き続き今回のパート3では立山三山縦走の様子をお伝えします。剣山荘では素晴らしい朝焼けを見て、朝食を済ませてからのゆっくりスタートとなりました。別山、真砂岳、立山三山(富士ノ折立、大汝山、雄山)を経て宿泊地のみくりが池温泉まで歩きました。素晴らしい天気に恵まれ、北アルプス北部、南部の山々を一望することが出来ました!

剣山荘前の広場からは後立山の山並みのシルエットが綺麗でした。画像左側は唐松岳、中央の尖ったピークは鹿島槍ヶ岳です。
別山の稜線も綺麗に見えていました。
剣山荘から別山乗越までは剱御前岳の山腹を斜めにトラバースする形で3ヶ所ほどある雪渓を切りながら登りました。
雪渓が融けた後には次々に高山植物の花が咲き始めていました。
何度見ても見飽きない剱岳
別山山頂のお社に到着。
別山から真砂岳へと向かう縦走路から立山三山を望む、美しい縦走路です!
真砂岳から富士ノ折立への上り
眼下には地獄谷、雷鳥平、そしてその奥には大日三山が聳えています。
富士ノ折立山頂からは眼下に黒部ダム、その裏手に針ノ木岳・蓮華岳をはじめ南アルプス、富士山まで見えていました。絶景です!
北へ目を移すと相変わらず剱岳が見えています。
富士ノ折立、標高はなんと剱岳と同じです!
大汝山山頂まであと少し。
立山三山最高峰、大汝山(3015m)登頂しました!
奥の尖ったピークは北アルプスの名峰、槍ヶ岳だ~!
いよいよ立山三山残ったピークは雄山です。鳥居の先でお祓い料700円を支払い3003mの上宮へ
雄山山頂では神主さんのお祓いを受け、旅の無事を感謝しました。
雄山のところにある社務所先に一等三角点「立山」があります。
雄山神社から35分程下った所にある一ノ越の広場に到着。
一ノ越の広場からは爺ヶ岳から針ノ木岳にかけての稜線や槍ヶ岳方面を眺める事が出来ます。
一ノ越から室堂方面へと下る途中、浄土山方面の稜線が見えていました。今年は残雪が多いのがわかります!
随分、標高が下がって来て室堂が近くなってきました。
室堂山荘付近から立山の稜線を見上げて
日本最古の山小屋、内部を見る事が出来ます。
昼食は室堂山荘さんで牛丼を食べました!\(^o^)/
本日のお宿は、日本一高所にある温泉宿みくりが池山荘さんです!温泉で疲れた身体を癒しましたよ~
最終日の朝も快晴でした。画像はみくりが池と別山、左奥に少しだけ剱岳の山頂が見えています。
室堂、初日はガスガスで見えなかった立山の稜線も最終日は綺麗に見えました。
室堂から美女平駅へと向かう車窓から剱岳をパチリ!今回も素晴らしい山旅となりました。感謝、感謝!

剱岳&立山三山縦走②

剱岳&立山三山縦走パート②では8/5(木)剱岳頂上アタックの様子をお送りします。別山尾根は岩場の連続で緊張する場所が多くありますが、ロケーションは最高です!

早朝は剱岳にガスがかかっていましたが、時間が過ぎるにつれ段々スッキリ晴れていきました。
今回は残雪が多い事もあり釼沢経由で剣山荘へと向かいました。画像は剱沢のテント場です。
今回は剣山荘へと向かう途中、雪渓を2ヶ所横断しました。
釼御前小舎から1時間10分程で剣山荘に到着しました。
前剱岳山頂から剱岳本峰を望む、堂々とした風格が素晴らしい!
前剱の門と呼ばれる岩場、迫力です!
カニのタテバイ、奥に大日三山が見えています。
剱岳(2999m)登頂しました!
カニのヨコバイを通過した後のハシゴ場
平蔵ノ頭、下山コース
一服剱側から前剱岳を見上げる。今回の剱岳登山も安全に終了することが出来、ほっとするひと時でした!剣山荘に到着後、祝杯をあげたことは言うまでもありませんね(#^^#)

剱岳&立山三山縦走①

8/4(水)~8/7(土)の日程で立山連峰の剱岳と立山三山を縦走してきました。今回はパート①で立山室堂から剱御前小舎までの記録となります。

立山駅からケーブルカーで美女平駅まで移動します。
例年であれば登山者や観光客で混雑している立山駅もコロナ自粛の影響でガラガラでした!
ケーブルカーで美女平駅へ、ガラガラのケーブルカー初めてでした。
ケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ室堂ターミナルへ到着。残念ながらガスで稜線が見えなくなっていました!
本日の行程は室堂から剱御前小舎までなので気分的に楽です。高山植物の写真を撮りながらゆっくり体を標高にならしていきます。画像はチングルマ
コバイケイソウ
ミヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
ヨツバシオガマ
オトギリソウ
ミヤマダイモンジソウ
ミクリガ池の周りには珍しくこの時期にまだ残雪がありました。
エゾシオガマ
ハクサントリカブト
チングルマの綿毛
剱御前小舎の近くではトウヤクリンドウが咲いていました。
室堂から約3時間程で釼御前小舎に到着しました。
美味しい夕食で明日に向けてスタミナ充填!

7月の山旅

7月も6月に引き続き南アルプス、北アルプスなど標高の高い山で高山植物や展望を楽しみ九州では暑さを避け早朝登山でオオキツネノカミソリ鑑賞したり、阿蘇山のトレッキングでは雄大な景色を堪能しました!

7月最初の山は入笠山でした。長野県と山梨県の境にある山で、ゴンドラ利用で比較的簡単に山頂に立つことが出来るのと山頂からは南アルプス・富士山・中央アルプス・北アルプス・八ヶ岳連峰などの大パノラマを楽しむことができます。また山中では高山植物や湿原の花を沢山見る事が出来るので人気の山です!山麓のスキー場からゴンドラで上がります。
ゴンドラ山麓駅
ゴンドラでは背後に八ヶ岳連峰や富士山の展望を楽しむことが出来ました。
ゴンドラ山頂駅の横にあるハイキングコース入口からスタート!
ゴンドラ山頂駅から20分~30分で入笠湿原に到着します。
入笠湿原から歩く事20分~30分程で入笠山とっ山口に到着、山頂まではやや急な登りとなります。
登山口から20分程で入笠山山頂に到着。大パノラマを堪能しました!
山頂から登山口近くにあるマナスル山荘に行くまでのコースでは高山植物が沢山咲いていました。画像はヤナギラン
ヤマオダマキ
ヤマルリトラノオ
咲き始めのシモツケ
入笠山登山口近くに建つマナスル山荘さんで美味しいランチを食べました!
名物のビーフシチュー、お肉もトロトロで柔らかくボリューム満点でした!
ナデシコ科のセンジュガンピ
入笠山登山の翌日から南アルプスの塩見岳を目指します。登山口は鳥倉林道駐車場(長野県駒ケ根市大鹿村)からスタートして塩見小屋泊、翌日往路を下山する山中一泊二日の山旅です。
鳥倉林道ゲートから舗装路を歩く事35分程で登山口に到着。ここから急な山道が続きます!
鳥倉登山口の案内板
ゴゼンタチバナが咲いていました。
鳥倉登山口から2時間45分程で三伏峠に到着。
三伏峠には三伏峠小屋があります。
三伏峠から7分で三伏山に到着、奥には塩見岳の堂々とした山容が見えています。
ハクサンシャクナゲ
タカネグンナイフウロ
本谷山山頂に到着、塩見小屋まであと少しです!
鳥倉林道駐車場を出発してから7時間33分、ようやく塩見小屋に到着しました!
塩見小屋本館
塩見小屋本館内は二段ベットになっています。
寝袋、枕、マットがあります。(2021年はコロナ対策でインナーシーツ、枕カバーが必要でした)インナーシーツ、枕カバーは売店で購入可能です!
別館
別館は本館よりも小さい建物ですが本館同様、二段ベットになっています。
夕方、塩見小屋の少し上にある登山道から明日登る塩見岳が綺麗に見えていました。(本峰は左側になります)
美味しい夕食で体力回復します!
塩見小屋の朝、幻想的な景色を堪能しました!
綺麗な日の出でした。
塩見岳にもだんだんと陽が当たり始めます。
美味しい朝食を食べてからいよいよ頂上アタックです!頂上アタックに不要な荷物は小屋にデポしていきました。
小屋の近くではナナカマドの花が咲いていました。
標高が上がるにつれ南アルプスの山々が綺麗に見えてきました。左側は荒川岳、右側は赤石岳です!
山頂へと向かう登山道には高山植物が沢山咲いていました。画像はイワオウギ
タカネシオガマ
ミヤマシオガマ
塩見岳山頂直下、厳しい岩場が続きます。
ハクサンイチゲ
遠くに見えている山塊は中央アルプスです。
イワウメ
イワベンケイ
タカネツメクサ
塩見岳/西峰山頂と富士山、右奥は塩見岳最高点の東峰(3052m)
塩見岳最高点、東峰山頂に到着。奥には荒川岳、赤石岳をはじめ南アルプス南部の山々が連なっています!
塩見岳山頂から北部の間ノ岳・農鳥岳・北岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳など名だたる山々を一望することが出来ました!
シコタンソウも咲いていました。
下山途中、別れを惜しみ何度も塩見岳を仰ぎ見ました!
塩見岳を下山後、長野県の温泉に宿泊。最終日は観光しながら家路へとつきました!大王わさび農場で朝のお散歩です。
わさび田
名物、ワサビソフトクリーム。入笠山、南アルプスの山旅お天気に恵まれて素晴らしい旅となりました!
今回は北アルプス、山中の山小屋に一泊して西穂高独標に登りました。ロープウェイ利用で標高を稼ぎます!
山麓はお天気でしたが、ロープウェイ山上駅に着くと残念ながらガスガスで景色を楽しむことは出来ませんでした。
ロープウェイ山上駅でストレッチしてから出発。
歩き出してすぐに大輪のキヌガサソウの花を見る事が出来ました。
西穂高口駅(山上駅)から1時間50分で西穂山荘に到着。到着するや否やで土砂降り、慌ただしく小屋へと入りました。
1時間程降り続いたあと雨が止み周囲の展望が開けてきました。
小屋の周りには高山植物が沢山咲いていました。画像はクルマユリ
オトギリソウ
小屋の横に丸山、独標、西穂高岳へと登る標識があります。
小屋から5分程丸山方面へ上がった場所から焼岳が見えました。
乗鞍岳方面?
明日歩く稜線方面も綺麗に見えていました。一番高く尖がって見えているのが西穂高岳?その右の台形の山が独標になります。
霞沢岳も綺麗に見えてきました。眼下は上高地になります。
翌朝、笠ヶ岳の稜線が綺麗に見えていました。
一番奥は乗鞍岳、手前は焼岳です。
西穂山荘から25分程で西穂丸山に到着。
笠ヶ岳から抜戸岳、弓折岳へと続く稜線が綺麗に見えていました。
トウヤクリンドウ
右側の平らなピークが西穂独標、左側の尖峰はピラミッドピーク
山荘を出発してから1時間40分で登頂しました!
西穂独標からピラミッドピーク、西穂高岳、間ノ岳、ジャンダルム、奥穂高岳
奥穂高岳(左側のピーク)から前穂高岳へと続く吊尾根
霞沢岳と眼下に梓川
7月の最終週、オオキツネノカミソリに会いたくて佐賀県の八幡岳に八幡岳峠から往復登山しました。
八幡岳峠から簡舗装の林道を15分程上ったところにある九州自然歩道標識(ここから山道となります)
山中にはオオキツネノカミソリの大群落があります。
昼前後になると森に陽が当たりオオキツネノカミソリも綺麗に映るのですが、気温が高くなり汗だくになるので早朝に登ることにしました!今年は当たり年だったようで見事でした。
峠から約40分程で八幡岳山頂に到着しました。眼下には唐津側の展望が広がっています。
尖ったピークは作礼山です。
展望台がある山頂、脊振山系や隣の船山/女山、天山などの景色を楽しむことが出来ます。
山麓から八幡岳の稜線を見上げる。
7月最後の山は阿蘇山、コースは仙酔峡駐車場から中岳(新迂回ルート)~中岳~高岳~中岳~馬の背~遊歩道(簡易舗装)~仙酔峡駐車場の周遊コースを歩きました。
鷲ヶ峰、仙酔尾根から高岳の稜線が綺麗に見えています。
雲の先にくじゅう連山の山並みが見えていました。
中岳稜線へと続く迂回ルート
中岳山頂に到着。奥には噴煙を上げている阿蘇山火口、烏帽子岳、杵島岳が見えています。
阿蘇山/高岳山頂に到着。残念ながらガスがかかって来ました(>_<)
いったん中岳まで戻り、火口東駅跡へと向けて下って行きます。
阿蘇山火口から上がる噴煙、大迫力です!
歩いて来た中岳から馬の背へと続く登山道。
烏帽子岳と杵島岳・往生岳も綺麗に見えていました。阿蘇の雄大な景色は何度見ても感動しますね!